しらかわ次世代による政治を考える会

福島県白河市を中心に活動する高校生団体「しらかわ次世代による政治を考える会」公式ホームページです。

まかないこども食堂「たべまな」を訪問しました!

しらかわ次世代による政治を考える会メンバーで、まかないこども食堂「たべまな」を訪問させていただきました。(2016.10.24)

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まかないこども食堂「たべまな」を運営するのは、代表の鴻巣麻里香さまをはじめとする非営利任意団体「KAKE KOMI」のみなさん。BuzzFeedの記事をきっかけにわたしたちの活動に興味を持ってくださり、連絡をくださいました。貧困問題に関わる現場を訪問し、その空間にいる方や運営する方にお話を伺うことは、貧困問題を理解するうえで重要だと思い、訪問することにしました。

 

訪問前の「たべまな」のイメージとしては、「親の仕事帰りが遅いため孤食をせざるを得ない子どもたちが、食事をするためだけの場」というものでした。実際訪問してみると大きく異なっていました。

まずさまざまな理由で訪れる子どもたちを受け入れている、ということ。みんなでにぎやかに夕食を食べたい子ども、悩みを抱える子ども、友達と夕食を食べたい子ども、居場所がほしい子ども・・・。なにかひとつ自分のできる手伝いをする、というルールさえ守れば、小学生から高校生まで、だれでも大歓迎だとおっしゃっていました。実際、さまざまな年齢の子どもたちでにぎやかで、アットホームな空間でした。

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また、食事をするためだけの空間ではない、ということ。勉強を教えてもらうことや友達とおしゃべりすること、本を読むこと、悩みを相談することなど、子どもたちはあらゆる目的で来るんだそうです。

 

鴻巣さまにお話を伺いました。貧困女子高生の報道では、子どもにスマホを与えながら貧困に苦しんでいる、という家庭状況についてたくさんの指摘があり、それは貧困状態にないという意見が数多く見られました。そのようなケースについて、鴻巣さまが「それは本当に必要なものの優先順位がつけられないということのためで、それを支えることが必要」とおっしゃったことに、とても心を動かされました。バッシングに走るのではなく、社会全体で子どもとその家庭を支えられることが重要なのだと再認識しました。

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小学生にもたくさんの悩みや困難があります。わたしも小学生のとき家に帰ると母が迎えてくれたことに、とても安心しほっとしたことを思い出します。帰ると迎えてくれる大人がいる、ということは、共働きの家庭が多いなか、非常に大切なことなのだと感じました。

わたしたちは貧困女子高生報道をきっかけに貧困問題について考えてきました。しかし今まで貧困とかかわる現場を見てこなかったので、非常に新鮮で、勉強になりました。

「たべまな」のみなさん、ありがとうございました。